花蓮【完結】

目的地の河原には光が集団でいる。

あたしは単車を止めるとアタマの凛のとこまで、木刀を持って突っ走った。



「りん!!!てめーこのやろーーーー!!!!」


「あーーー??!!
花蓮の麻美が何の用だ?!」


「よくもうちの朱美をやってくれたな!」


「しらねーよ!」


「シラ切ってんじゃねーぞ?!」




あたしは突っ走ったまま、木刀を振り上げて凛目がけて振りおろす。
肩にヒットしてみしっと鈍い音がする。


「うぅ?!」


倒れこむ凛にそのまま馬乗りになって殴りこむ。

そのあたしに後ろから光の奴らが殴りかかる。
それを防ぐようにあたしの仲間が殴りかかる。



もう。
これは戦争だ。


一種の戦争なんだ。