花蓮【完結】


「知ってるなら話ははええ。
花蓮と光は敵対してっから…何か絡まれたりしたらすぐに私等に言いなよ」

「わかりました」

「………」

「どした、菜々美?」

「…多分、私やっちゃうと思います」


朱美さんは私の返答に目を真ん丸にした。


「我慢出来ないと思います」

「……」


更に目を真ん丸くする朱美さん。
隣の都はあたふたしてる。


「ぶはっ!!いいんじゃねえ?やっちまっても!」


ぎゃっはっはと、可愛くない笑い方で朱美さんは尚も笑い続ける。
それにポカンとする私と都。


「別に、喧嘩売られて買うな何て言ってねえよ。
私等に言えよ~ってだけで」

「あ、そうなんですか」

都と私は拍子抜けして返事をした。
二人して我慢しなきゃならないのかと思ってたから。


「やられたら倍返しな。これ鉄則」

「あはは。間違いないっすね」

「あ、朱美ーーー」


急に入ってきた声の方を振り向くと、そこにいたのは佐緒里さん。
後、男二人。