花蓮【完結】

信司が麻美をバイクに乗せて、発進させたのを見て、俺も行かなきゃとだけ思い後に続いた。


心臓が変な音を立てて、気持ちが悪い。



さっきまで。

本当についさっきまで麻美は笑ってたのに。



五分前にはバイクで走り回っていたのに。




どうして?
いきなりどうして?



変な汗が流れてきて。
まだまだ全然季節的には寒いのに。



手術室に運び込まれた麻美を最後に見てから。
俺はそのまま、何も言えず立ちつくした。