花蓮【完結】





あれから、麻美は総神の集会に来てた女の先輩とつるむことが増えて行った。
それと同時に俺といる時間も段々と減って行った。

でも、元来それが麻美にあるべき姿なのかもしれない。

だから、俺は何も言わなかったし、聞くこともなかった。

この時にもっと。
俺が麻美に側にいたら…。





麻美が最期に笑いかけてくれたのは俺だったのかな。


そんなクダラナイことばっか、頭を霞めるんだ。