拓斗は手術室の前まで哲を案内すると、信司の側まで近寄った。
「…哲」
「信司」
佐緒里は、信司の腕の中で静かに泣くだけだった。
一番、騒いで喚きそうな佐緒里だったけど、さっきの出来事が相当ショックだったみたいで。
ぽたぽたと落ちる涙を拭うこともせずに、信司に抱かれていた。
朱美と琴子は手を繋いでソファの隣にしゃがみこんでいた。
総神の他のメンバーは帰していた。
花蓮の後輩も帰そうとしたが、頑なに嫌だと聞かなかったから外にいることを条件に朱美は渋々了承した。
今、手術室の前にいるのは四人と、拓斗と哲。
「中入ってどんぐらい?」
「…さあ、時計ねえし。一時間、いや二時間経ったのかな」
「そっか」
哲はそれだけ聞くと、黙って手術室の扉を眺めた。
その前に立ちはだかったのは朱美だった。
「…哲」
「信司」
佐緒里は、信司の腕の中で静かに泣くだけだった。
一番、騒いで喚きそうな佐緒里だったけど、さっきの出来事が相当ショックだったみたいで。
ぽたぽたと落ちる涙を拭うこともせずに、信司に抱かれていた。
朱美と琴子は手を繋いでソファの隣にしゃがみこんでいた。
総神の他のメンバーは帰していた。
花蓮の後輩も帰そうとしたが、頑なに嫌だと聞かなかったから外にいることを条件に朱美は渋々了承した。
今、手術室の前にいるのは四人と、拓斗と哲。
「中入ってどんぐらい?」
「…さあ、時計ねえし。一時間、いや二時間経ったのかな」
「そっか」
哲はそれだけ聞くと、黙って手術室の扉を眺めた。
その前に立ちはだかったのは朱美だった。



