花蓮の皆。 勝手に逝ってしまうかもしれない。 そんなあたしを許してくれ。 最後の最期で裏切るあたしを…許してくれ。 それからあたしは朱美の部屋にしばらく居候することにした。 洋服は朱美のを借りた。 日払いのバイトを探して金を作った。 当たり前だけど哲からは何も連絡はない。 でも、それでいいんだ。 これから未来。 あたしと哲が歩く姿はないんだから。