放課後、あたしと佐緒里は朱美の入院してる病院へと向かった。
病室で大きな痣を作った顔をこちらに向けて、でかい声であたしと佐緒里を呼ぶ。
「麻美ー佐緒里ー!」
あたしと佐緒里はお見舞いとして、朱美の好きなシュークリームを買ってきた。
朱美はそれを見て、大喜びすると切れた口が痛いとぶつぶつ呟きながら口いっぱいに頬張った。
あたしと佐緒里はそれを見て安心する。
「朱美の借りは返したから」
「おお、さんきゅう。聞いたよ、麻美の独り勝ちだったんだって?」
「まあね、凛のことボコボコにしてやったわ」
「まじありがとう」
「いいってことよ、てか何があったの?」
持っているシュークリームを降ろしながら、朱美は真面目な顔になって呟いた。
「あーー…凛のチームの奴らウリやってんだよね…。
光だとシラネーで声掛けたら、こっちがやられちまったってわけ」
「…まじか。光とことんサイテーだな」
「なんか、バックいるらしーしね。納金とかあるんじゃん」
「あーあるとこはあるか」
「あータバコ吸いに行きてえ」
安静にしてないといけない朱美はそうぼやく。
あたしはギプスで固定されてる足を見つめる。
折れてるってことは、何が道具で思い切りやらないとだめだ。
きっと、奴らは朱美を動けないようにしてやったんだ。
あたしは、また怒りが沸々とわきあがるのを感じた。
光の野郎…。
いつだって相手してやる。
凛は執拗にあたしを的にしてくる。
他に大きなレディースがないから、当然かもしれないがあたしへの風当たりは半端じゃない。
病室で大きな痣を作った顔をこちらに向けて、でかい声であたしと佐緒里を呼ぶ。
「麻美ー佐緒里ー!」
あたしと佐緒里はお見舞いとして、朱美の好きなシュークリームを買ってきた。
朱美はそれを見て、大喜びすると切れた口が痛いとぶつぶつ呟きながら口いっぱいに頬張った。
あたしと佐緒里はそれを見て安心する。
「朱美の借りは返したから」
「おお、さんきゅう。聞いたよ、麻美の独り勝ちだったんだって?」
「まあね、凛のことボコボコにしてやったわ」
「まじありがとう」
「いいってことよ、てか何があったの?」
持っているシュークリームを降ろしながら、朱美は真面目な顔になって呟いた。
「あーー…凛のチームの奴らウリやってんだよね…。
光だとシラネーで声掛けたら、こっちがやられちまったってわけ」
「…まじか。光とことんサイテーだな」
「なんか、バックいるらしーしね。納金とかあるんじゃん」
「あーあるとこはあるか」
「あータバコ吸いに行きてえ」
安静にしてないといけない朱美はそうぼやく。
あたしはギプスで固定されてる足を見つめる。
折れてるってことは、何が道具で思い切りやらないとだめだ。
きっと、奴らは朱美を動けないようにしてやったんだ。
あたしは、また怒りが沸々とわきあがるのを感じた。
光の野郎…。
いつだって相手してやる。
凛は執拗にあたしを的にしてくる。
他に大きなレディースがないから、当然かもしれないがあたしへの風当たりは半端じゃない。



