花蓮【完結】

「悪い。
けど、あたし、もう男と付き合ってどうにかなるなんて嫌なんだよ」


「どうにかってなんだよ」


珍しく、低い声を出す哲。
肩に力が入る。



「…男のことで振り回されたくない。
あたしは花蓮が一番でなきゃならない」


「…どうして…。
どうしてそこまで拘るんだ?」


「…こ、だわるか。
……そうだね、あたしは」





結局、いくら鍛えたって男より力は弱い。
そこらの男に負けたりなんかしないほどだけど。
強く抑えつけられたらわからない。



女であることが。
女ということが。




あたしから男を遠ざけるんだ。