花蓮【完結】

チャイムが鳴ったのを合図にあたしと佐緒里は屋上から教室に向かうことにした。


先生もあたしと佐緒里が怖いのか何も言わない。



たまに熱血な教師が必死に説得してくるけど、あたしは真っ当な生き方する気なんかない。




見た目が派手なあたしらよりも、見た目が真面目な奴のが裏で酷いことしてるもんだぜ?って。

内心、思っていた。


口に出すことはないけど。


学級委員の女が援助してるとこ見たし。
真っ黒い髪の毛して大人しそうな見た目でタバコ吸ってたり。





本当に人間って不思議だ。