花蓮【完結】

「…二人、何したかわかってるな?」


「……は、い」




弱々しく頷く。
今にも泣きそうだ。





「…佐緒里、こと。他の奴らも」





今にも殴りかかりそうな皆を制しながら、



「こいつらはあたしがやる。
今回のはあたしの責任だ」

そう、言った。


納得しない佐緒里とことが食ってかかる。




「は?何言ってるんだよ!私と琴子だって黙ってらんねーよ!」


「そうだよ、麻美!私、今回まじキテルから」



ことが切れている。
切れたことはあたしを麻美と呼ぶ。


余程、こいつらの裏切りが許せないんだと思う。




でも。

それでも。







「…わりぃ。これは。
あたしが許せないんだ。
…まだこいつらは13。
どうとだって動いちまう。
それをしっかり見てやってなかったあたしの力不足だ。
だから…見ててくれ」


「……麻美」


「すず、かりん。
手加減はしない」







強張る二人の顔。






好きで…仲間だった奴、殴りたい奴なんかいねえだろ。


あたしが何もかも背負うから。