花蓮【完結】

「あたしは…花蓮の皆で走んのが好きなんだ。
一心同体になれるその集会を邪魔されたくない」


タバコの煙を見つめて、ぽつりぽつりあたしは呟く。


「男にだって負けない自信あるね」


そう、呟いたあたしに同調するように佐緒里も琴子も頷く。

今、入院してる朱美も同じ気持ちなはずだ。




やっぱりあたしは大好きだ。


こいつらのためなら死んでもいい。








そう。

そう、本気で思ってたあたしに。



今まで悪いことしてたツケが回って来たんだ。