結局、それもケンカの一つとして決着がついた。 教室で「死骸に触ってた」と からかおうとした奴が、 保健室にまで 鳥を連れてった私よりも やさしくないのは 誰の目から見ても明らかで、 クラス全員に そいつが白い目で見られて、 この件は終わりだった。 私が勝つのは当然だった。 正義は勝つ。 私の正義。 それはタカオちゃん。 そういうこと。 だから先生。 きっと先生はとびっきりの人間なんだろうね。 とびっきり上等の。 だって 「私の正義」の、味方 ・・・でしょう? 【正義の味方。】了