「あははは、木戸君でも 傷ついたりとかしちゃうんだ~。意外~。」 『いや、あいつああ見えて、 すっげえ繊細だから。(笑)』 若くて、 カッコよくて、 口が悪くて、 およそ先生らしいところのない リョースケ先生は、 生徒の人気者だ。 先生の砕けた雰囲気に、 みんな授業中でも悪ノリして ふざけてばっかで、 笑いが絶えない。 先生は毎日 そんなクラスの様子を 面白おかしく話してくれる。 毎日毎日、私の家に来てくれた。