意外な事に、 綾瀬さんたちとのランチは、 そんなに息苦しくはならなかった。 彼女達は私に無関心で、 私に好奇心丸出しのクラスメイトは、 彼女達の迫力におされて近寄ってこない。 自分で作ってきたおにぎりを食べながら、 束の間、私は平穏をかみしめた。 だけどそれはアヤの、 悪気も遠慮も、ついでに配慮もない一言によって、終わりを告げる。 「で、実際どうなの?先生と付き合うって」 「ぶほっ」 おにぎり吹くかと思った。 (ご飯は飛ぶと悲惨だ)