やたら健康的な味のする朝食を済ませたら、 洗濯を言いつけられて洗濯機を回す。 お母さんがかける掃除機の音を聞きながら、 無心で洗濯物を広げてベランダに干す。 太陽はとっくに空高く上っていた。 柔軟材の匂いのする風に吹かれて 真っ青な空を見上げたら、 寝不足で貧血を起こしかけたけど、 みじめな気分にはならなかった。 光を浴びるように、太陽を仰ぎ見る。 これだけ動けば、 ちょっとは、私の価値もあがったのかな?