私自身は何も変わってないつもりで、 どんどんどんどんヒトの気持ちに鈍くなる。 鈍化して、磨耗して、 無神経に笑いながら悪気なく人を傷つけられる、 ただの凶器と同じになった。 ―――・・・学校に、行こう。 外はいつのまにか、青みがかっていた。 黒が薄まり、闇が軽くなる。 まだ夜は、明けてない。 無関心だったり 鬱陶しかったり くたびれるけど、 ややこしくて、 めんどくさくて、 私をとぎすまして、強くしてくれる、 「・・・学校に、行こう。」 なんだか素直に、そう思えた。