そこから、どうやって部屋を飛び出して、どうやって親の驚く声にこたえて、どうやって靴をはいて、、、 どう足を動かしたのかわからない。 「アイ!!!」 俺が倒れているアイに駆け寄ったのと、救急車が到着したのが、ほぼ同時だった。 アイの携帯を握った人が近づいてきた。 「あ、、、ありがとうございます」 「すみません、私もびっくりしていて、救急車と連絡先の一番最初にあったあなたに、、、」 すみません、と言いながら携帯を受け取るも、今度はまた違う意味で頭は働かなかった。