─ー─

いつの間にか眠ってしまったらしい

目が覚めると夕方だった。


あぁ…凛はもう帰ったよな…

「待ってるわけないよな…。」

独り言を言いながら立とうとすると
屋上の重たい扉が開いた。

『あ…いた。湊、帰ろう!』

凛は俺を見つけると笑顔で鞄を渡してきた。


「…あぁ…ありがと
…何で…此処にいるのわかったの?」


『あははっ!何となく!

…わかるよ……湊のことなら…。』



何なの? やっぱり凛 変だ。




「凛…今日のお前よくわかんねぇよ…」