天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「翼鬼ちゃん。部屋…入ります?」


「…ん…」


一歩踏み出した、そのとき。


頭が割れるほど痛くて。


「翼鬼ちゃん!?」


あたしは…気を失った。


最後に見たのは。


焦った顔をした沖田さんと。


脳裏に焼きついて離れない、あの顔だった…。