天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

屯所に着いたら…土方さんが鬼の形相で立っていた。


「お前らぁ!勝手にどこ行ってやがったんだぁぁぁ!!」


「まあまあ、落ち着いてよ、副長」


「平助…説明できるのか!?」


「うっ…それはっ」


「あーあ、土方さん。そんな怒るとその顔のまんまになっちゃうよ?」


「うるせぇっ、天鬼!余計なお世話だっ!」


「梅の花~一輪「だあぁぁ!天鬼ぃぃぃ!!切腹しろぉぉぉぉ!!」」


土方さんは真っ赤になりながら天鬼君を追いかける。


天鬼君は…余裕の表情で逃げてる。


「くすっ…」


え、翼鬼ちゃん…今…


「笑った…?」


「!笑ってなんか…」


「笑ったよね!?ねぇ!翼鬼ちゃんが笑いましたよ~」


「嘘でしょ、翼鬼!?」


「あ、待て天鬼!」


…天鬼君、君がこっち来たら土方さんまでくるでしょう…。


「翼鬼!よかったね!」


「だからっ…笑って…」


この子、いじっぱりなの…?


素直じゃないの…?