天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「最初、天鬼からな」


「はーい」


できる気しないけど。


「よろしくお願いしまーす」


「お前、女みたいだな」


相手が、言ってきた。


「ん?僕ちゃんと男だよ。てか、その口聞けなくしてあげようか?」


ムカつく。


僕は男だよ。


翼鬼のほうが、ずっと可愛いのに。


「んじゃ、始めっ」


うおーい、始まったんかい!?


くっ…やっぱ無謀じゃない!?


「へっ、口ほどにもねぇな」


…イラッ。


「じゃあ、本気出すよ?」


もう嫌。


本気でいってあげるよ。


「…はぁっ!」


素早く動いて、相手の首を狙う。


「…勝者、天鬼!」


あり、勝ったんだ?


「天鬼っ、お前すごいな!」


「初心者だろ!?」