天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「どうしたの?」


みんなは遊んでいて、あたしと総司しかいない。


「好きだよ、翼鬼。愛してる」


総司はそう囁いて。


あたしに顔を近づけて…


唇が、重なった。


「あたしも総司を愛してる」


あたしたちは至近距離で笑いあった。


みんなが向こうで呼んでいる。


あたしと総司は手を繋いで、そっちに向かう。


みんなという光の導。


その向こうには、輝かしい、愛に溢れた未来が待っているのだろう。
























<完>