天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

総司はどうやってあたしに伝えようか、悩んでるみたい。


…おもしろいな、こういう総司を見るのも。


そろそろ言ってあげようかな。


っていうか、あたしが限界かも。


総司が大好きすぎて…おかしくなった?


いや、総司菌が移ったんだな、きっと。


うん、そういうことにしておこう。


「総司っ」


「ん?何、翼鬼…」


最後まで言わせずに、あたしから総司に抱きつく。


「え、翼鬼?」


焦ってる、焦ってる。


「あたしも、総司を愛してる」


そして自分から総司の頬に口づけた。