天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「あ…。男が男を好きなこと」


「俺が男色って言いてえのかっ!?」


天鬼君にくってかかる、佐之さん。


「だってそうじゃん。僕に顔赤くなんかして…。気持ち悪い」


「天鬼ぃ!!!!俺は断じて男色なんかじゃねぇっ!!」


「佐之、うるさいぞ!」


「怒られてやんの~」


あ…。


みんなが、一斉に天鬼君を見た。


土方さんも…驚いた顔してみてる。


当の天鬼君はなんで見られているか、分からないようで…。


「どうしたの?」


小首を傾げて、不思議そうにしてる。


「お前…」


土方さんは言いかけて…やっぱりやめた。


ただ微笑んで、


「なんでもねぇよ」


と言って、天鬼君の頭をなでた。


それでも天鬼君は不思議そうにしてる。


…気づいてないの?


翼鬼が捕らわれてから見せてなかった毒舌。


そして笑顔。


…戻ったんだね…。