天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「天鬼、お前はどうする。俺たちと戦うか…総司と一緒に、翼鬼のところに行くか」


土方さんが、天鬼君に聞く。


「僕は……」


天鬼君は、本気で迷ったように顔を歪めた。


会いたい、でも会わす顔がない。


その矛盾が心の中で戦ってる…。


「…会いたいなら、会いに行け。翼鬼はお前のこと、恨んでねぇよ」


そうだよ。


翼鬼は、誰も恨んでない。


ましてや天鬼君を恨むなんて…きっと翼鬼にはできない。


「…はぁ…。分かった、副長命令だ。お前は総司と一緒に行け」


なかなか決めようとしない天鬼君を見計らって…土方さんがそう告げた。


…ほんと、何だかんだ言って優しいし、面倒見がいいんだよね。


親子って、こういうのなんだよね…。


血は繋がってなくても、親子になれる。


そう、思う。