だってそうでしょう?


なんで優を恨めるの。


天鬼しか信じられないあたしを知ってて。


新撰組のところに連れてきてくれた。


…そう、きっとあなたが、あたしたちを連れてきてくれた。


そうでしょう?


「ありがとう、優。あたしを、みんなと出逢わせてくれて。歴史を、変えさせてくれて」


神だったら、歴史を変えることを拒否するのと思ってた。


あたしのせいで、みんなに迷惑がかかるから。


でも、優は拒否しないでくれた。


あたしのこと、誰より解っててくれたから。


「…ほら、連れてってよ。あたしは歴史を変えた。だから、その代償として…」


あたしを、あなたたちのもとへ…連れてって。


それが、代償でしょ?