天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

輝の体が、大きく傾いて…また、光に包まれた。


「輝…?」


「ごめんな、天鬼。正体をばらしちゃったから、もう一緒にはいられない」


え…?


嘘、でしょ?


今度こそ、嘘って言ってよ。


「冗談は、やめよ…?」


でも輝は悲しそうに微笑むだけ。


「ごめんな。これが最後だ。最後に…一つだけ」


輝はそう言って、僕を優しく抱きしめる。


「お前たちは…芹沢さんの子孫だ」


…え…?


芹沢さんの、子孫…?


これには土方さんたちも目を見開いている。


「なんで…苗字が、違う…」


「時代の流れで、苗字が変わった。それだけのこと…」


輝の腕の力が、強まった気がした。


「さぁ、本当に最後だ。もう、会うことはないだろう」


「嫌だっ…行かないでよ、側にいてよ!!」


償いって、言ったよね?


側にいてくれることが、償いにはならないの?


どんな理由でもいい。


輝に、側にいてほしい。


友達を失いたくない。