天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

ずっと一緒にいた人に裏切られ。


もう解らない。


僕たちは、何を信じればいい?


「…天鬼…」


輝が、僕の前にくる。


そのまま膝をついて…


「すまなかった!!」


土下座を、した…。


「謝って許してもらおうなんて思わない!気がすむまで、俺を殴れ」


!?何、言って…。


「殴るので足りなかったら、好きにすればいい!これが…せめてもの報いだ。せめてもの償いだ」


なんで、そんな風に笑うのさ。


「…本当に、いいんだね?」


「天鬼、お前本気か!?」


「止めろ、輝だって…」


みんなが僕を止めようとする。


それを…輝が止めた。


「これは、俺たちの問題だ。それに…もう、輝じゃない」


…分かってる。


輝じゃない、朔なんだって。


「…じゃあ、好きにさせてもらう」


「ああ…。許さなくて、いいからな」


…輝。


なんでそんなにも穏やかに笑うの?


「僕たちの痛み……思い知れっ!!」


僕は、輝に向かって。


拳を、振り上げた…。