天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

信頼、してたのに。


一番恨めしい存在が、一番近くにいたなんて。


ははっ…僕はどこまで愚かなんだ。


「…僕はずっと神を恨んでた。なんで僕たちだったのって」


なんで僕たちがこんな目にあわなきゃいけなかったんだ。


すべては神のせい。


そう、思って………


そう思えたら、どれだけ楽だったか。


「神なんていない。そう思うしかなかった。でも神がいたら。僕は神を恨む。だから…」


僕は、輝を恨んでたの…?


「…天鬼。お前たちを創ったのは、俺と愛だ」


「やめてよ…」


聞きたくない。


「愛の本当の名は優(ユウ)。愛と輝と言う名は、お前たちがつけた」


そうだよ。


出会ってすぐ、なんとなくそれっぽかったから。


そう名付けた。


「正直、すごく驚いた。運命だとも思った。だってその名は…」