天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

全然甘えちゃくれねぇし、変なところで気を使う。


その上頑固で、真っ直ぐで。


こうと決めたら、きっとそれは変わらない。


「…めんどくさい女を好きになったもんだな、総司」


「そうですね。でも、それが翼鬼ですから」


ったく…んな風に笑われちゃ、答えは一つしかねぇな。


もともと一つしかねぇけど。


「よく聞け。あいつはとっくに俺らの仲間だ。必ず助け出す」


たとえ、あいつがそれを望んでなくとも。


俺らに関わっちまったんだ。


これくらい、覚悟の上だよな?


「…全員、肝に銘じとけ。あいつが俺らに嘘ついたのは、俺らに傷ついてほしくねぇからだ。…怪我は、あいつのためにもするんじゃねぇぞ」


幹部は真剣な顔をして、強く、頷いた。