あたしには、総司以外ありえない。
「…行かせない。絶対に」
「ちょっと、だから人前で抱きしめるの禁止！」
必死で離れようとしても、所詮女と男。
力の差が…。
「…ねぇ翼鬼。それは今お千代ちゃんに会えない僕への嫌がらせかな？」
「天鬼っ!?姉に向かってそんな黒い笑顔、出さない！」
「だって、ノロケてるようにしか見えないもん」
「だったら助けろ！」
「それもイヤ」
なんなんだよぉ！
どっちなんだ、まったく！
「なんかさ…天鬼、ちょっと反抗期？」
「まさか。僕は翼鬼大好きだよ？」
……恋人がいるのに、その発言はどうなんだ。
するとあたしの心をまた読んだかのように、
「大丈夫、お千代ちゃんも分かってくれてるから」
と天鬼が言う。
可愛らしい笑顔つきで。
この笑みを普通の笑みだと思うか、くろーい笑みだと思うかは、あなたのお好きに。
だってどっちもありえそうだからね。
「…総司～」
「はい？」
「俺が総司の前で天鬼に大好きって言ったら…妬く？」
気になって、聞いてみた。
正直なところ…妬いてほしい、かな。
「…行かせない。絶対に」
「ちょっと、だから人前で抱きしめるの禁止！」
必死で離れようとしても、所詮女と男。
力の差が…。
「…ねぇ翼鬼。それは今お千代ちゃんに会えない僕への嫌がらせかな？」
「天鬼っ!?姉に向かってそんな黒い笑顔、出さない！」
「だって、ノロケてるようにしか見えないもん」
「だったら助けろ！」
「それもイヤ」
なんなんだよぉ！
どっちなんだ、まったく！
「なんかさ…天鬼、ちょっと反抗期？」
「まさか。僕は翼鬼大好きだよ？」
……恋人がいるのに、その発言はどうなんだ。
するとあたしの心をまた読んだかのように、
「大丈夫、お千代ちゃんも分かってくれてるから」
と天鬼が言う。
可愛らしい笑顔つきで。
この笑みを普通の笑みだと思うか、くろーい笑みだと思うかは、あなたのお好きに。
だってどっちもありえそうだからね。
「…総司～」
「はい？」
「俺が総司の前で天鬼に大好きって言ったら…妬く？」
気になって、聞いてみた。
正直なところ…妬いてほしい、かな。
