天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

総司の自信満々なとこも、考えようだよ。


だからといって、総司が弱気ってのも…気持ち悪いけど。


「愛ってさ、お酒飲めるの?」


ふと気になって、聞いてみた。


『あのねぇ…あたしを誰だと思ってるの?猫よ?飲めるわけないじゃない』


「そんな呆れたふうに言わなくても…。猫でも飲めそうだなって思っただけじゃん」


『拗ねないの』


「拗ねてなんか、ないっ」


『拗ねてるわよ…』


また呆れたふうに言う~!


だって猫って感じがしないんだもん!


愛って…綺麗な女の人って雰囲気があるから。


そりゃ猫にお酒飲めるか、なんて聞いたあたしもバカだと思うよ!?


でも、だからって…!


そんなバカにしなくてもいいじゃんかぁ!


そういう雰囲気醸し出してる愛が悪いんだ!←


はぁ…それにしてもヒマだ。


みんなはまだ飲んでるし。


「翼鬼、お料理は食べないんですか?」


総司が聞いてくる。


「…ん…食べようかな」


美味しそうだし。


「はい、あーん」


「!?何当たり前のように食べさせようとしてんのさっ!?」


「え、当たり前じゃないんですか!?」


わざとらしいっ!!