天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「天鬼ぃ!!」


「わっ!?二人して何やってんの…ってか、翼鬼は抱きつかない!けっこう痛いんだよ!?」


翼鬼は天鬼君を見つけるなり…思いっきり抱きついていった。


…すごく妬ける。


「あ…ごめん」


翼鬼が謝って、天鬼君から離れる。


「まあいいけど…。ていうか、翼鬼、怪我は?」


「総司が治してくれた!」


翼鬼が笑顔で言う。


すると天鬼君は、は?という顔をした。


「好きな人に口づけされると、怪我治るんだよ!だから天鬼もお千代さんにやってもらいな?」


…好きな人…。


やばい、嬉しすぎる。


そんな満面の笑みで言われるとか…翼鬼はどんだけ俺を煽りたいの?


「なっ、お千代ちゃんに口づけしてもらう!?ムリムリムリ、絶対ムリっ!!」


天鬼君はそりゃあもう真っ赤になって拒否した。


「唇じゃないから、大丈夫だよ?俺は唇にしたかったけど」


「総司っ!」


ちょーっとからかってみたら、翼鬼に怒られた。


…怒ってるようには見えないんだけど。


「ってことで、お千代さんのとこ行こ?」


「やだよ!こんな怪我…見せたくない」


引っ張っていこうとする翼鬼に、動こうとしない天鬼君。