天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「じゃあ、天鬼君は、歳と相部屋な」


「はぁ!?待ってくれ、近藤さん!」


「土方さんと?いいですよ」


「なんでこんなときだけ素直なんだよ、お前!」


「え、だっていじれるじゃない」


「…てめぇなぁ…」


うん、天鬼君とは、気があいそうだ。


「翼鬼君は…」


どこになるんだろう?


「…なあ、天鬼。俺………」


翼鬼君が、天鬼君の耳元で何かしゃべってる。


…双子だから、仲いいのかなぁ。


「え…言うの?」


「いや、言ったほうがいいとは、思ってた」


「みゃー、みゃ」


「ほら、愛も言ってるし…。ね、翼鬼?」


「……」


どうかしたのか?


にしても…本当に、猫としゃべれるんだね。


楽しそうだなぁ。


「…近藤さん。俺…」


「どうしたんだね、翼鬼君?」


「俺……女だ」