天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

二階につくと…土方さんの後ろ姿が目に入った。


「土方さんっ」


「あ?お前ら…丁度いいところに…!こいつの怪我、癒せるか!?」


見ると、けっこうな痛手を負っている人が倒れていた。


「…できる限り、やってみせる」


完璧に治せる自信は正直ない。


でも、やるしかない。


「この者の傷を癒せ!」


いつもより、力を込めてやった。


僕も、翼鬼も。


けどやっぱり、完璧に治らなくて。


まだ血が流れている。


「…ごめん……限界…」


「いや、ここまで治ったなら命に別状はねえだろ。…助かった」


「…俺…もう少しやるよ」


翼鬼!?


それはっ…。


「なんとか、なるはずだから…」


そう言って翼鬼は、さらに翼を出して…普通の人にも見えるくらいの力になった。


その瞬間。


「おっ…鬼だっ!!」


…敵の人が、叫んだ。


「こいつらは傷を治した!しかも翼まで…!」


「捕まえれば…役に立つかもなぁ?」


ニヤリと、笑っていった。