天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「僕たち、動物と話せるんだ」


……え…。


「本当…?」


「うん。鬼だから」


さも当然のように、頷く。


「僕たちは…人にはない力を持ってる」


「天鬼」


翼鬼君は止めようとしてか、天鬼君を呼ぶ。


でも、それに構わずに…。


「いろいろ、できるんだ」


「やめて」


「…そのせいで、昔…」


「天鬼っ!いい加減にしろ!俺は信じられない!」


我慢の限界だと言うように、翼鬼君は声を荒げた。


「でもさ、翼鬼。この人たちは、信用できるよ」


「何を根拠に!?」


「…翼鬼が、泣いたから」


「っ…。それはっ…実在してないから…」


…実在してない?


「ごめんなさい。僕たちは約150年後の未来からきた。だから…その時代に、あなたたちは、存在していない」


「そりゃあ…150年も生きてはいられんからな」


生きていたら、それこそ化け物だろ…。