「総司~。入るよ」


すぅーっと扉を開けて、中に入る。


「…………………」


返事はないから、横になっている総司を覗き込んでみると…


可愛らしい寝顔をして眠っていた。


「…肌綺麗だな…」


髪も肌も綺麗って…女かっ!


ちょっとうらやましいな…。


やっぱり、好きな人には可愛くみられたいというか…。


他の人にどう見られようが、どうでもいいけど。


「まだ寝かしておいてあげよ…」


と思ったものの。


人が寝てるのを見ると、やっぱ眠くなるよね…。


ってことで、あたしは総司の隣に寝転がって、目を閉じた。


目を開けたときには、池田屋事件が本格的に開始するんだろうな、と思いながら。