天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

忘れてたんだな…おそらく。


あたしとしてはどっちでもいいけど。


「…本命は…池田屋だよ」


「本当か!?」


「嘘言ってどうすんの」


天鬼が苦笑する。


こんなことで嘘なんてつかないよ。


じゃなきゃ歴史を変えられないじゃん。


土方さんって…たまーにアホと言うか、バカというか(笑)


「翼鬼?今なんつった?」


「へ?何も言ってな…」


「言ったよな、あほ、馬鹿っつったよな…?」


え…まさか…声に出してた?


土方さんの肩が震える。


ヤバい…。


けっこうな状況じゃなくて!?


「翼鬼ぃぃぃ!!」


「はいぃぃっ!」


思わず返事しちゃったけど…何されんの!?


ビクビクしてたら…何故かため息つかれた。


ん?と思って顔をあげると…土方さんと目があう。


「わーったよ」


何が…?


そう思って後ろを振り返ったら…


天鬼が微笑んでおられました☆


なるほどね…天鬼、ありがと。