天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「はぁっ!?天子様を連れていく!?」


「平助、声がでかい!!」


「っあ!!ごめん、土方さん…」


…あたしたちは今、副長室にいる。


今朝捕らえたやつらが何をしようとしてるのか、話してる。


「本当なんだな?」


「ああ。未来じゃそうなってる」


あたしがそう答えると、みんな黙り込んでしまった。


しばらくして、口を開いたのは土方さんだった。


「…会合の場所は…四国屋か、池田屋か」


「四国屋の可能性のほうが、高いのでは?」


斎藤さんが、意見する。


「だよな…。しかし、池田屋という線も捨てがたいな…」


そっか…四国屋と池田屋で迷ってたんだっけ。


それで、土方さんが四国屋に行ったんだよね。


「二手に別れたら?」


「そうするしかねぇか…」


「その必要はないけど」


天鬼が、にっこり笑って言う。


「なんでそんなことが言える」


「え、僕たちを誰だと思ってるの?あんまりナメてると…ねぇ?」


久々登場、黒天鬼。


「だって、僕たち未来から来たんだよ?場所知ってて当然じゃない?」


天鬼がそう言うと…今更ながら、あっとした顔をしたみんな。


…遅くないか、反応が。