天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「総司~。朝ご飯だよ」


「はーい」


総司はだいぶ良くなってきた。


順調に、回復に向かっている。


「食べれる?」


「…食べさせてください」


もう一人で食べれるくせに、そんなことを言う。


…病人だから仕方ないけど…。


「…仕方ないなぁ。はい、あーん」


「ん……」


…こういう無防備な総司も可愛いよな…。


「おいしい?」


「ふぁい」


ちゃんと食べてから言えよ…。


「なんか欲しいものある?あったら持ってくるけど」


「翼鬼がいてくれれば、ないです」


……可愛い。


そういや、可愛い総司もなかなかレアだよな。


ちょっとニヤける。


「…そういえば土方さん、拷問でもしてるんですか?」


「え……?」


「さっき叫び声がしましたもん」


ズキッ…。


頭がまた、痛みだした。


怖い…痛い…恐ろしい…。


あそこにあったのは、負の感情だけだった。


嫌だ…やだよぉ…。


「…翼鬼…?」


総司の声にはっとして、意識を覚醒させた。