「……そーだよ…」


「へ?翼鬼…なんて言った?」


俺の聞き間違い?


俺…そんなに年とったか?


「……うぅ…かまってほしぃの!」


真っ赤になって言う翼鬼が素直すぎて…可愛すぎて。


「…翼鬼の馬鹿…」


そのまま口づけしようとした。


………なのに。


「すぅ~…すぅ…」


……………………………………………寝た?


「……ふざけんなよ…散々弄んどいて…」


そんなことを呟きながらも、翼鬼になら弄ばれてもいいかな…なんて思ってる自分もいる。


俺、どんだけ翼鬼が好きなんだよ。


「……好きだよ、翼鬼」


俺が翼鬼を好きじゃなくなるなんてこと…きっと一生ないだろう。


絶対に俺からは離れてやんない。


…翼鬼も、そうだったら嬉しいな。


「…ま、何はともあれ…」


俺は気持ちよさそうに眠っている翼鬼の頬に口づけて…


「任務成功、お疲れ様」


…翼鬼が、微かに微笑んだように感じた…。