天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「え!?ちょっ…ごめん、そんなに嫌だった?」


いきなり泣き出したあたしを見て、沖田さんは戸惑う。


「違う…」


「じゃあ、なんで…」


「……しも、……き…」


「え、なんて?」


う…もう一回…。


「…あたしも、好き…」


その途端、あたしは顔を赤くした。


告白って、恥ずかしい…。


それと、何故か沖田さんも…顔が赤い。


でもそれはすぐにおさまって。


「…何が好きなの?」


…いつもの意地悪っぽい沖田さんに戻っちゃった。


「何がって…!分かってるクセに…」


「え~、分かんないなぁ」


…この絶対確信犯男め…!


「ね、翼鬼。はっきり言って?」


「……やだっ!」


「えぇ~!?」


えぇ~!?じゃない!


恥ずかしいんだよ、好きって言うの!!


沖田さんはよくそんな平気でいられるね!