天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「…これ、ほんとに分かるやついんのか?」


「いないだろ…」


うんうん。


それでいいよ、逢い引きなんてしなくていいから☆


「え…分かりましたけど?」


…え…沖田、さん?


沖田さんは何も言わずに、天鬼のほうへむかっていく。


…ばれてない!!


そう思ったのもつかの間…。


「え…」


急に方向転換した沖田さんに…抱きしめられた。


「…翼鬼でしょ?」


至近距離でそう聞かれた。


…う…ばれないと思ったのにぃ~!


「……正解、です…」


「うおっ!総司すげぇ!」


「なんで分かったんだよ!?」


それはあたしも聞きたい!


なのに、沖田さんは…。


「え、言わなーい!」


「は、ちょっと教えろよ!!」


「嫌です~!」


「総司ぃ!」


はい、追いかけっこ開始…。


「お前ら……」


げ、土方さんがキレる!!


「いい加減にしろぉぉぉぉぉおお!!!!」


「「「「「「にっげろ~!!」」」」」」


「あわれ…副長」


「ほんま、なんやかんやで哀れやな…」


斎藤さんと山崎さんがそう呟いていたのなんて、あたしたちは知る由もない。