何もかも、分からないですね~。


そんなこんなで…局長室。


「近藤さん、話があるんだが…」


「おう、どうした、歳」


近藤さんは、いい人だ。


この子たちが近藤さんの敵なら…俺が斬る。


「実はですね…子供と猫、拾いました!」


「沖田さん…僕たち、子供じゃないって」


天鬼君が言うけど…気にしない。


「なに、拾った?」


「拾われてません。ただ…助けてもらっただけです」


「それでだな、近藤さん。こいつ、どう思う」


どうって…(笑)


怪しいとか、そういうことしか出てこないでしょ。


「いや…妙な格好だね。髪も、短いし…。総司、その子もか?」


「はーい、そうでーす」


俺はまだ気を失っている子を見せるために、降ろした。


…いや、降ろそうとした。


「ん…や、だ…」


いきなり、この子が俺の着物を掴んだ。


「てん…き…いか…ない、で…」


天鬼…?


「大丈夫だよ。ここに、いる」