天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「ぼっ、僕は女装なんか絶対やだ!!」


うるうるした瞳で、上目遣いでそんなこといわれたら…やれとは言えないよね…。


「ぜってぇ似合うって、天鬼!」


「佐之さんのバカ!じゃあ自分がしてみなよ!」


佐之さんの女装…うえ、想像しただけで吐き気が…。


あの佐之さんが、だよ!?


似合わねー(笑)


「俺にゃ無理だ!な、頼む、天鬼!一回してみてくれよ!翼鬼みたいに!」


…あたしみたいに?


そりゃどういう意味だ。


「俺の場合はいつもが男装なんだが…?」


これが性別にあった着物なんだけど。


「あ…そうだったな。忘れてた…ちょ、待て天鬼!落ち着け、悪かった、悪かったからぁぁ!!」


天鬼…あたしのためにありがとう。


そして佐之さん…ご愁傷様。


「翼鬼泣かせたら殺すって…僕ちゃんと言ったよね…?」


天鬼、ガチで黒い。


子供が前にいてみ?


絶対100%泣くよ、この笑み。


「ぎゃぁぁぁああ!!天鬼がっ…」


「ん?なぁに、佐之さん?」


「ごめんなさいごめんなさいっ!!!」


「あははは~☆……次はないよ?」


「はい、もちろんですっ」


…終わったみたい。


次はないよって…怖っ!