天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

あっという間に髪が終了。


はやっ!


さすがは監察方…。


「化粧…どないしょう?」


「いや、知らないから」


「…遊女っぽくするか…」


遊女っぽくって…色っぽくするってこと?


色っぽくないあたしがそんな化粧しても…似合わないでしょ。


「口紅、塗るで?」


「もういいよ、何でも」


ここまできたら、抵抗する気もなくなる。


化粧もすぐに終わった。


…こんなにカンタンに化粧して…世の女性はさぞ恨めしいだろうな、山崎さんが。


メイクとか、難しいんじゃないのか?


それを男がサラサラっとやってのけるって…。


すごいとしか言いようがない。


「…副長、終わりました」


「入れ」


…入りたくない。


恥ずかしいよ、こんな格好…。


「ほら、翼鬼ちゃん」


「うぅ~…」


しぶしぶ入ると、視線が痛い。


ガン見されてる…。