天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「おら、もう遅いんだから寝ろ!明日に響くぞ!」


土方さんの一声で、みんながおやすみと部屋を出ていく。


…結局、天鬼君と土方さんは部屋を出ても争ってた…。


「俺たちも寝ようか?」


そう言って、布団を敷こうとした。


翼鬼のはあるから、一組だけ。


「…あ…あの……」


「ん?どうかした?」


聞き返すと、翼鬼は顔を赤らめて…


「今日は……一緒に寝て…?」


そう、小さく呟いた。


……やばい…可愛すぎる…///


俺は一人で悶えていた。


全然返事をしなかったからか、


「…やっぱり、いいっ」


翼鬼がそっぽを向いてしまった。


…もちろん、顔は赤いままで。


「一緒に寝るんでしょう?いいですよ?」


「…えっ!?……いいの?」


「いや、翼鬼が言ってきたんじゃ…」


「無理にとは言ってない!」


あ…もしかして、俺が全然返事しなかったから?


「甘えてくるのが珍しくて嬉しかっただけだよ」


「うっ……甘えちゃ…やっぱ、変…」


「ええ~、別にいいけど?」


「…そんなニヤニヤ顔で言わないでっ!説得力ないから!」


…そうなの?


説得力ないんだ、これ。