天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

平助君は、まだ子供だなぁ。


天鬼君といい勝負じゃない?


「…わたくしがこのままでいられる時間は、もうありません。翼鬼様の体に負担がかかりますので」


「そうか。用件は、全て言ったか?」


「翼鬼様と天鬼様の羽の力には…反動があります。…大きければ…大きい、ほど…だから…」


そこまで言って、麗さんは大きく咳き込んでしまった。


「もう、時間です…。お願いします、この子たちを…愛してあげて…くだ…」


そのまま、翼鬼の体はガクッと倒れた…。


その瞬間、天鬼君の瞳がパチッと開いた。


「あれ、僕なんで寝てたの?てかなんで土方さんは僕に触ってるの?気持ち悪いからやめてよ。それとも、やっぱ土方さんって、あれ?こっち系?だから女の人に本気にならないんだ?」


「天鬼ぃ…てめぇ、俺が心配してやったってのによぉ…」


「今キレないで?夜遅いから、みんな起きちゃう。副長さんなら、みんなの大切な睡眠、邪魔しないよね?」


「うっ………覚えていやがれ…」


おお、あの土方さんに勝った…!


さすがは毒舌…。


「ん…あれ、あたし、どうしたんだっけ…?」


「翼鬼!?」


「おめぇ、目ぇ覚ましたのか!?」


「よかったぁ~」


「全く、心配かけんなよな!」


みんな口々に言う。


ほんと、心配したんだからね?