天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

これで、良かったんだ。


無駄に血は流させない。


「…帰りましょうか」


いつの間にか、みんなはもう前のほうに行っている。


「うん。翼鬼に報告しなきゃ」


「そうですね。…今は平助君と新八君がついていてくれてると思いますが」


二人は同行してないから、きっとそうだろう。


翼鬼…もう、後戻りはできないけど、いいよね?


だって、歴史を変えると決めたときから…後悔なんてしてないんだから。


みんなのためになら…理だって犯せるよ。


「…沖田さん。翼鬼が起きたらさ…宴、開いてよ」


「あ、いいですね!土方さんに頼んでみましょうか。…ひっじかったさーん!」


「総司ぃぃ!!今何時だと思ってんだぁぁぁぁ!?」


いや、土方さんのほうがうるさいから。


「翼鬼が起きたら宴開いてくださいよぉ」


「なんで俺に言うんだ!近藤さんに頼め!」


…近藤さんならOKしてくれそう。


ま、土方さんもなんだかんだで翼鬼のこと心配してくれてるんだけど。


素直じゃないからなぁ…。


全く、世話のやける副長だよ。