天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「それでも…駄目です。仲間が苦しんでいる姿なんて、見たくないんです」


…本当に、沖田さんは…。


「優しいね……。…俺さぁ。仲間なんていなかった。欲しいとも、思わなかった。天鬼がいればそれで良かった」


でも…今は。


「…大切な仲間がいるからこそ、強くならなきゃって思う」


守れるだけの、力が欲しい。


みんなを守れるのなら、この呪われた力さえも…存分に使ってやる。


たとえ、この身を滅ぼすことになろうとも。


みんなのためだったら、何も怖くはない。


「…無理は、しないでください。甘えてください。…あなたたちは…甘えることを、知らない…」


甘える…こと。


甘えは必要なかった。


強くなるのに、邪魔なモノだった。


「…甘えたら、弱くなってしまう」


「甘えて、強くなればいいんです。…一人では、強くなれないですよ」


━他人の力が、必要なんです。